ICチップの外し方

ハンダゴテだけで外せるんです

小型の部品なら、はんだをたっぷり盛って両方の端子がブリッジした状態にすれば加熱したらすぐに外れます。
抵抗やコンデンサなどの、2端子の部品の場合はハンダゴテ2本使えば、一度に加熱しただけで外れます。

もう少しピン数が多いICチップの場合は、ハンダゴテとハンダ、ピンセット、銅線、ハンダ吸取線などがあるとキレイに外すことができます。

材料を用意して、ICチップを外してみましょう。

ICチップの外し方

まず最初に、コの字に銅線を曲げてICピンの外側にはまるようにします。
銅線は単線でもOKですが、固くて加工が難しいので、0.5㎜くらいの銅線を4本くらいすり合わせて使用します。

ICチップのピン数が多い場合は、もっと熱が伝わりやすいよう太目にしておきます。
そこに、はんだをこってりと盛ります。

ICすべてのピンに、ハンダが流れるようにします。
低音ハンダが良いですが、共晶ハンダでもかまいません。

鉛フリーハンダは固まりやすいので、扱いにくいでしょう。
低音ハンダがベターです。

ハンダが乗っている銅線全体を加熱します。
選ぶ物としてハンダゴテは、少し容量が大きい物が良いでしょう。

コテ先が交換できるのなら、太くて短く、熱抵抗が小さいものがおすすめ。
30ピン程度なら、1本のハンダゴテで2か所交互に加熱すればOKです。

もっとピン数が多いICチップの場合は、ハンダゴテ2本を使います。
ハンダが解けたら少しコテ先で押します。
ICが動いたら、大丈夫です。

ハンダゴテで加熱したままの状態で、ピンセットを使って素早く銅線ごとICチップを外します。
ICを基板に落とさないよう注意しましょう。

ポイントは、手前側に紙などを置いておくことです。
外したICをすぐに紙の上に置きます。

銅線は、ハンダゴテで加熱してICから取り外します。
そうすると、何度でも再利用できるようになります。

基板についた余計なハンダを取り除きます。
フラックスをアルコールで掃除すればOKです。

接着剤で固定されているICチップは、ハンダゴテでは取り外せません。
コーティングされている場合も同じです。

基本的には、周囲への熱影響が少ないため、この取り外しのが一番やりやすいと思います。
初心者の方は、ある程度ハンダ付けの練習をしてからのほうが失敗しにくいといえます。